正直

私とあなたとみんなのこと

「正直」
この言葉を聞いてあなたはどんな人を思い浮かべるでしょう?
「良い人」「まっすぐな人」「きちんとしている人」「嘘つかない人」
色んなイメージがあると思うですが、
私の解釈では、
「正直」=「誰にでも自分の気持ちや考えを素直に相手に伝えられること」

私にとって正直な人。というのは、
強い人、きつい人、人を傷つけてしまうかもしれない人。
こんなイメージを持っていた事もありました。

今は、考えが違います。

自分より弱い人にだけ「正直」でいるのではありません。
自分よりも強い立場の人にも、大勢の人の前でも「正直」であるのです。
ある人の前だけで正直なのは、正確には正直とは言えません。

「正直」に生きるというのは、あるときは誰かを傷つけ、
又ある時には、それが非難の対象になることもあるかも知れません。
それでも正直に生きている人を、私は尊敬します。
なぜなら、
誰にでも正直でいられる人は、
「自分に誇りを持っているひと」だからです。
自分にはずかしくない自分でいることが、何よりも大事だと考えることが出来る人だからです。

「正直」の反対語は「虚偽」
虚偽とは「嘘や偽りに満ちた心と言動」です。

「正直」が「言動に嘘いつわりがない」ということであるならば、
虚偽は「いつも自分に嘘をついている状態です。
私たちは、自分の言葉や行動で、自分を活かすことも殺すことも出来ます。
自分に嘘をつき、周りを騙しているということは、何よりも自分の誇りを失くします。

私たちの細胞は、何よりも「嘘」を嫌います。
そして、「嘘」は身体を蝕みます。
そして、個人に現れていることは、社会にも大きな影響を与えていきます。

今、この日本という国は、正に「虚偽」に溢れています。
誇りを失くした「国」は蝕まれています。
この危機感を感じている人は案外多いのではないかと思うのです。
近頃のTVをにぎわせている政治家を見ると、人としての誇りを失くし、
自分の身体がどんどん蝕ばまれているのが、「顔つき」から読み取れます。

誇りをなくした人が辿る末路。
誇りをなくした国が辿る末路。

蝕まれていく前に
私たちが出来る事。
それは、正直になること。
自分の誇りを取り戻すことから始まります。

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