みんな、おなじ

昔々。
ラジオの仕事をし始めたばかりの頃、
私は大失恋をした。
収録日の前日に別れ話を切り出され、
朝まで話をして別れた。
そしては私は目を腫らしたまま、
放送局に行き、いつも通りにやり過ごした。
つもりだった。

けれど、ばれていた。
反省会のとき、ディレクターは言ったのだ。
「今日のおまえは、女のカケラもなかった。
何があった?」と。
私は、ぽろぽろと失恋した話をした。
それに対してディレクターは言ったのだ。
「リスナーには、お前が失恋したことなんて関係ない。
今日のお前の態度は最低だった。。」と

私は翌週、放送でリスナーに謝った。
「みんな、先週はごめんね。実はね、私失恋したの」
コーナーで歌う歌は涙声で歌えず、
リスナーからのハガキには泣き
もう、なんだかボロボロになっていたけれど、
一枚のハガキに目が釘付けになったのだ。

こういう仕事をしている人でも失恋するんですね。
僕は、こういう人たちは僕らと違って、
失恋なんてしないと思っていたし、
嫌なことなんて知らないと思っていました。

頭を殴られたような気分だった。
こうやって見られているのか。
と思うと同時に、
私は、いつも同じ目線、同じ感覚を忘れないでいたいと思った。
そう、そしてこれが私の生きるルールになり
スタンスになったように思う。

アナウンサーでも
女優でも、
アイドルグループの人でも
政治家だろうが
先生だろうが、
警官だろうが、
「人」としての優劣なんてない。
みんな、おしっこもするし、うんちもする。
人に恋して、失恋もする。
怪我をすれば痛いし、病気にもなる。

みんな、おなじ

わたしは、そう思うし。
何か特別な存在であるよりも
普通の感覚をいつでも持ち続けていたいと思う。

政治家、
医者、
教師、
警官といった人は特に、
自分の特異性をあたかも最初から持っていた地位だと勘違いしてしまいがち。
俺は、私は普通とは違うのよって思ってしまいがち。
(お金持ちと呼ばれる人も要注意)

でもね、それは大きな間違い。
みんな同じ人間。
それを忘れちゃいけない。

今日も読んでくれてありがとう。
遅くなったけど、今日も書けた!!
じゃあまた明日。
この場所で。